私たちに存在を与え、
私たちをいつも見守ってくださる神様、
人生の若く元気一杯だったときに、
私たちは学び舎を共にし、
共に学び、共に語り、
共に遊んだ日々を過ごしました。
今、学び舎を去ってから
何十年も過ぎました。
その間に私たちは、
一人ひとり異なる道を歩み、
それぞれ豊かな人生体験を
積み重ねてきました。
そこには喜びも苦しみもあり、
悲しみもありました。
一人涙を流したことも
何度あったことでしょう。
大切な父や母との別れ、
そして愛する人との別れを
経験した方もいるかもしれません。
そして、自分自身も
病気をしたり、挫折を味わったり、
限界を感じたりしたこともありました。
でも、
それらすべての体験を振り返ってみると、
今はその涙が
感謝に変わっているのがわかります。
私たちは、
あの元気な学生時代に比べて、
確かに人間として
大きく成長させていただきました。
今は、
人の痛みもわかる人間になれたと思います。
今感じる喜びは、
あの学生時代のはちきれるような
元気いっぱいの喜びとは違う、
落ち着いた喜びに変わってきました。
神様、これらすべてに感謝いたします。
この学園で学べたことにも感謝いたします。
この学園で
人生の指針を学べたことに感謝いたします。
おかげで、
人生のどんな試練をも
乗り越えて生きる力が与えられてきました。
これから残る人生の第二部、第三部を、
より充実したものにしていくために、
必要な叡智と助け、力をお与えください。
神様、すべてに感謝!ありがとう!
Sr.マリア・マルグリット 永田 淑子
(大学二回生)